1円を節約するより1円を稼ぐ
今日は自己投資のお話。
将来のための勉強のような一番大事なことに充てる時間。これが最高の自己投資かなと思います。
学生さんならなおさら。各種ツールの学生版のおかげで勉強コストの下がってる今こそ新しいことを学ぶタイミングなんじゃないかと思います。
本やツールをここで10万円払ったとしても将来1000万円稼げるかもしれないというなら取るべきリスクです。
コストを払うときはそれに見合う利益が得られるか。
コストをケチったことによる得られたかもしれない、機会損失はないか。合理的に考える必要があるでしょう。
ということを踏まえて実践的なお話。
最近PCを買いました。
なぜかというとこれまでの低スペックPCでは
①とにかくレンダリングに時間がかかる!
②MAYAやOrnatrixでのHairシミュレーションは動作が非常に重い。
③8kや4kテクスチャを扱うMARI、Substancepainterの処理が重い。
④よく落ちる。安定稼働性が低い。
とこんな感じ。
今後の作業を考えてもPCへの投資は大きなリターンが期待できる最重要事項でした。
ArnoldレンダラーはCPUベースであるため、CPUも上位のものに。
3DペイントツールはGPUベースであるため、グラフィックボードも上位のものに。
複数同時起動にも耐えられて、重いデータも扱えるようになり処理時間の短縮したいとなると学生にはそれなりのお値段になってしまいました。
あれこれ合わせて総額30万円。
ここからは何故PCへ投資が大事なのかという話
■レンダリングはトライ&エラー
繰り返し修正を繰り返すことでより良くするのが建設的でしょう。当然レンダリング時間はクオリティに直結することです。
やはり学生プロジェクトで1枚に時間をかけすぎるのも難しく、一つでも多く新しいことに挑戦していきたいですからね。
■リスク<リターン
リスク<リターンとなると、これは取るべきリスクです。この場合のリスクとは使ったお金以上の利益を上げられないことです。本気で学ぶならこの投資のリターンは明らかに大きいはずです。躊躇して取るべきリスクも取らないとチャンスを棒に振ることになりますので取るべきリスクは恐れず自信をもって取るのが大事かと思います。
■30万=時間に対してかけているお金。
30万円は高いよと思う人もいるかもしれません。
その時は30万=時間に対してかけているお金。と置き換えて考えてみるといいかもしれません。
長く使うなら使うほどこのレンダリングしている時間があれば他に何が出来るか考えなければいけないと思います。
私自身仕事を辞めて学びに来ているわけですが、言い代えると学ぶ時間を買っているという感覚。
例えば自身の成長にたいしてつながらない学生バイトにおいては本来稼げたはずの給料より安い給料をもらってバイトをするのは本末転倒かなとか、1円でも安いスーパーを探し求めて2、3件ハシゴしたりとか、通勤に何時間もかけるとか...…その手間と時間があればもっと他のところで大きな利益が得られるわけです。
目の前の小さなことに手間と時間を使う経験、分かっているつもりでもやってしまうのですが、この時間というのは目に見えない分安く見積もりすぎている人もきっと多いはず。
その積み重なって生まれた時間で作った作品や得た知識はいずれ30万の価値に匹敵するはずです。1円を節約するより1円を稼ぐことに時間を使うのがより生産的で有意義かもしれません。
ということで時間の価値は高いわけですね。
■最後に参考までにSPECを公開しておきます。
用途:3DCG映像制作(使用ツール:MAYA、ZBrush、SubstancePainter,MarvelusDesigner)
■OS (64Bit)Windows 10 Home \13,800 \13,800
■SSD Western Digital(1TB) ×2 \14,780 \29,560
■CPU Intel i9-9810X \102,980 \102,980
■マザーボード X299 Extreme4 \27,800 \27,800
■メモリ Crucial DDR4-2666(8GBx2枚組) ×2 \10,014 \20,028
■グラフィックカード Elsa QuadroP2000 \60,926 \60,926
■電源 Antec Neg 750W \9,240 \9,240
■ケース fractal Design Define C-BK \8,980 \8,980
■ケースファン Noctua NF-P12 redux-1300 PWM \1,790 \1,790
■CPUクーラーSCMG5100 ¥5,352/¥5,352
合計 税抜\280,456